厚生労働行政推進調査事業費補助金(エイズ対策政策研究事業)
HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班

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はじめに

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「HIV診療における外来チーム医療マニュアル」(初版)は平成17年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策事業「多剤併用療法服薬の精神的、身体的負担軽減のための研究」班のマニュアル作成プロジェクトで議論を重ね、平成18年3月に出版された。平成18年4月の診療報酬改定で特定疾患治療管理料のロ)ウィルス疾患指導料2にいわゆるチーム医療加算が創設された。それから4年が経過した。この間、平成19年度、平成20年度には財団法人エイズ予防財団の成果発表会および日本エイズ学会のシンポジウム等で各地を訪れ意見交換を行った。今回、平成21年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策事業「HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究」班のマニュアル改訂作業プロジェクトで、各地での成果発表会等での個別の意見も含めて検討を行った。全体会議が3回、関連の会議を入れると約15回の会議を開催し、議論を尽くした。

言葉でチーム医療というのは容易かも知れないが、チームの各構成員が集まり議論を行う過程で明らかになった事の一つに、お互いの用語が意味する範囲、場合によっては内容も異なっていた事である。互いが充分に言葉でのコミュニケーションを取って初めて、互いの意図するところを真に理解でき、真の議論も出来たと思う。医療やケアの現場でチーム医療を提供する時も類似の事が起きているかも知れない。患者さんを中心として患者さんに質の高い医療をチームで提供する際には、互いのコミュニケーションが必要である。本マニュアル(第2版)では前述したように初版以来頂いたご意見を意識しながら次の4点を盛り込んだ。

  • 受診前相談や抗HIV薬を未だ開始していない状態の患者に提供するチーム医療
  • チーム医療を実践していくために必要な基本的なチームの考え方や、具体的に連携していく方法
  • 各施設で応用できそうな書式などのツールの充実
  • 外来診療の場面で必要な箇所を参照しやすいような目次の工夫

わが国におけるHIV陽性者数の増加に伴い、HIV感染症患者を初めて診療する施設は増えてゆくと予想される。本書がチーム医療の提供にお役に立てる事を祈るとともに、今後も皆様から忌憚ないご意見を賜れば幸いである。

最後に、本マニュアルの作成にあたりご尽力頂いた作成プロジェクトのメンバー各位、当院のチームの面々、成果発表会等で貴重なご意見を頂いた方々、その他、作成を支援してくれた多くのスタッフに、この場を借りて感謝の意を表したい。

平成22年3月

平成21年度厚生労働省科学研究費補助金エイズ対策研究事業
HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究 主任研究者 白阪琢磨
独立行政法人国立病院機構大阪医療センター HIV/AIDS先端医療開発センター センター長

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