カレトラ配合内用液の患者向説明文書(翻訳)

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カレトラ配合内用液のイラスト

商品名: カレトラ配合内用液
一般名: ロピナビル・リトナビル
略称 : LPV
患者向説明文書(翻訳)について

これはアメリカで配布されている、患者さん向けに書かれたクスリの情報提供文書を翻訳したものです。FDAからの指示を受けて、各製薬企業が作成します。すべての抗HIV薬について作成されているわけではありません。原文をそのまま翻訳していますので、本文中には、日本で発売されていない剤形が登場したり、発売されていないクスリの名前が出てきます。私たちは、クスリを理解して頂くための、情報提供のひとつのあり方として、ホームページに掲載しました。

警告

カレトラと一緒に服用してはいけないお薬について確認するため、『カレトラと一緒に服用してはいけないお薬』の項目もお読みください。

カレトラを初めて服用される前に、この文面をよく読んでください。また、内容が変更されることがありますので、カレトラを継続して処方される度に改めて読んでご確認ください。この文面の内容は、カレトラを含む治療を開始した後の担当医師や薬剤師との相談に変わるものではありませんので、治療やカレトラについて質問等がある場合には必ず医師、薬剤師にご相談ください。

カレトラとはどのようなお薬で、どのように働くのですか?

カレトラは、ロピナビルとリトナビルという2種類の薬剤の配合剤(合剤)です。カレトラは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)プロテアーゼ阻害剤という種類のお薬のひとつです。カレトラは必ず他の抗HIV薬と併用して、成人および6ヶ月以上の小児のHIV感染症治療に使われます。

HIVによる感染は人間の免疫に重要なCD4(T)細胞を破壊します。数多くのT細胞が破壊されてしまった場合にヒト免疫不全症候群(エイズ)が発症します。

カレトラは、HIVが増殖するのに必要なHIVプロテアーゼという酵素の働きを阻害します。カレトラは血液中のHIVの量を減らし、T細胞の数を増やします。血液中のHIV量を減らすことによって、死亡や免疫が弱っている場合にかかる感染症(日和見感染症)の危険性を低くすることができます。

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カレトラを服用してHIVやエイズを治すことができますか?

カレトラを服用することによってHIVやエイズを治すことはできません。現時点では、カレトラの長期間におよぶ効果はわかっていません。カレトラを服用していても日和見感染症やHIV感染に関連する症状(肺炎、ヘルペス感染症、非定型抗酸菌症など)が現れる可能性があります。

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カレトラを服用することによって他人にHIVを移すことを防げますか?

カレトラを服用することで、無防備な性行為や血液汚染によってHIVを他人に移す危険性を低くすることはできません。

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カレトラはどのように服用すれば良いのですか?

  • 必ず医師の診断を受けながら、カレトラを服用してください。医師との相談なしに自分で治療を変更したり、中止したりしないでください。
  • 毎日、必ず医師の指示どおりにカレトラを服用してください。人によってお薬の処方内容が違う場合もあります。
  • 成人および12歳以上の小児患者さんの用法用量:
    通常、成人には1回3カプセル(カレトラ配合内用液の場合には1回5mL)を1日2回(朝と晩)に、他の抗HIV薬と併用して服用してください。
  • 6ヶ月から12歳以下の小児患者さんの用法用量:
    6ヶ月から12歳以下の小児患者さんにもカレトラ(カレトラ配合内用液)は処方できます。医師により患者さんの体重に従って用量が決められます。
  • お薬の効果を高めるために、カレトラは食後に服用してください。
  • 医師との相談なしに自分でカレトラの用法用量を変更したり、服用を中止したりしないでください。
  • お手元のカレトラの残量が少なくなったら、担当医師より新たに処方していただいてください。短期間でもお薬の服用を中断した場合には、血液中のウイルス量が増える可能性があります。また、ウイルスがカレトラに対して耐性を獲得して治療が難しくなる可能性も有り得ます。
  • スケジュールを立てて、それに従って服用するようにしてください。
  • 自分自身のために処方されたお薬のみを服用してください。カレトラを他人に提供することや他人に処方されたお薬を服用するようなことはしないでください。

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カレトラを飲み忘れた場合にはどうすれば良いのですか?

お薬を飲み忘れないようにしてください。カレトラを飲み忘れたことに気が付いた時に1回分をすぐ服用して、次の1回分は通常どおりの時間に服用してください。もし1回分の飲み忘れに気付いた時間が次の服用の予定時間に近い場合には、飲み忘れた1回分は服用しないで、次の1回分のみを通常どおりの時間に服用してください。飲み忘れた分を次の服用分に上乗せして2回分を一度に服用するようなことはしないでください。

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カレトラを指示された用量より多く服用した場合にはどうなりますか?

万一、カレトラを指示された用量より多く服用した場合には、すぐに担当医師に連絡してください。
医師より処方していただいているお薬と同様に、カレトラを小さなお子さんの手が届かないところに保管してください。カレトラ配合内用液はアルコールが加えてあります。小さなお子さんが誤ってカレトラ配合内用液を推奨された用量より多く服用した場合には、アルコールによって気分が悪くなる可能性がありますので、このような場合にはすぐに担当医師に連絡してください。

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カレトラを服用してはいけない人はいますか?

自分の治療にカレトラを加えるか、担当医師とよく相談してください。

  • ある種類の『お薬』を服用している場合にはカレトラを使わないでください。これらの『お薬』とカレトラを一緒に服用すると思わぬ重大な副作用が現れる可能性があります。カレトラを服用する前に必ず担当医師に他に服用している『お薬』やこれから服用する予定の『お薬』をすべてお知らせください。これらの『お薬』には他の処方薬、薬局から直接買った一般の市販薬の他に健康食品やサプリメントなども含まれます。

カレトラと一緒に服用してはいけないお薬について、詳しくは『カレトラと一緒に服用してはいけないお薬』の項目をお読みください。

  • ロピナビルとリトナビルを含むカレトラの成分に対して過敏症の既往歴がある患者さんはカレトラを服用しないでください。

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カレトラを他のお薬と一緒に服用して良いですか?

カレトラは、薬局から直接買った一般の市販薬も含め、他のお薬と相互作用を示す可能性があります。カレトラを服用する前に必ず担当医師に他に服用しているお薬やこれから服用する予定のお薬をすべてお知らせください。

カレトラと一緒に服用してはいけないお薬:

  • 以下のお薬とカレトラを一緒に服用すると思わぬ重大な副作用が現れる可能性がありますので、一緒に服用しないでください。
ジヒドロエルゴタミン、エルゴノビン、エルゴタミン、メチルエルゴノビン
(ジヒデルゴット、カフェルゴットなど)
トリアゾラム(ハルシオン)
アステミゾール(ヒスマナール)
ピモジド(オーラップ)
シサプリド(アセナリン等)
プロパフェノン(プロノン)
テルフェナジン(トリルダン)
フレカイニド(タンボコール)
ミダゾラム(ドルミカム)
  • リファンピシンとは一緒に服用しないでください。リファンピシンによりカレトラの血中濃度が減少して効果が弱くなる可能性があります。
  • カレトラとセント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)を含むサプリメントなどを一緒に服用しないでください。セント・ジョーンズ・ワートを服用中の場合、またはこれから服用する予定である場合には担当医師とご相談ください。セント・ジョーンズ・ワートによりカレトラの血中濃度が減少してウイルス量が上昇する可能性やカレトラに対して耐性が生じる可能性、または他の抗HIV薬と交叉耐性が現れる可能性があります。
  • 重大な副作用が発現する可能性がありますので、カレトラとロバスタチンやシンバスタチンなどの高脂血症治療用剤を一緒に服用しないでください。カレトラとアトルバスタチンやセリバスタチンの間にも相互作用が強化される可能性がありますので、これらの高脂血症治療用剤を服用する場合にはカレトラと併用する前に担当医師とご相談ください。

用法用量の調整が必要となる可能性があるお薬:

カレトラを処方する際に、担当医師が併用するお薬の用量を調整しないといけない場合があります。現在服用しているお薬や今後服用する予定のお薬がありましたら、担当医師に必ずお知らせください。

バイアグラ(シルデナフィル)をカレトラと一緒に服用する前に、担当医師よりこの2剤を併用した場合の問題点についてご相談ください。低血圧、視覚異常や4時間以上の勃起など、バイアグラの副作用が強く発現する可能性があります。万一、勃起が4時間以上継続する場合には、性器に永久的な障害が生じることを防ぐために、すぐに病院に行ってください。担当医師より詳しい症状についてお聞きください。

  • 経口避妊薬(“ピル”)を使用している場合、カレトラとの服用により経口避妊薬の効果が低下する可能性がありますので、避妊薬の追加あるいは変更が必要となることがあります。
  • エファビレンツ(ストックリン)やネビラピン(ビラミューン)とカレトラを併用した場合、カレトラの血中濃度が低下する可能性があります。エファビレンツやネビラピンをカレトラと一緒に併用する場合には、担当医師によりカレトラの用量を増やす可能性があります。
  • リファブチン(国内未発売竏樽ycobutin等の抗結核剤)を服用する場合には、担当医師によりリファブチンの用量を減らすことがあります。
  • カレトラを服用する場合に治療の変更を検討する場合があるお薬:
    フェノバルビタール
    フェニトイン(アレビアチンなど)
    カルバマゼピン(テグレトールなど)
    これらのお薬は、カレトラの血中濃度と低下させ、カレトラの効果を弱らせる可能性があります。
  • カレトラ配合内用液にはアルコールが入っています。メトロニダゾールやジスルフィラムを服用中である場合、または服用する予定でいる場合には、担当医師とご相談ください。重篤な吐き気や嘔吐が発現する可能性があります。
  • カレトラとジダノシン(ヴァイデックス錠)を併用する場合:
    ジダノシン(ヴァイデックス錠)は、カレトラを服用する1時間前あるいは2時間後に服用してください。

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カレトラの副作用にはどのようなものがありますか?

  • カレトラを服用することによる副作用に関しては完全には把握されていません。
    副作用に関して質問がありましたら担当医師、看護師あるいは薬剤師にお問い合わせください。新たな副作用が発現する場合、または継続する症状がある場合には担当医師までお知らせください。
  • カレトラを服用することによる主な副作用には次のものが考えられます:異常便(腸運動)、下痢、疲労感、頭痛、吐き気。カレトラを服用した際に、小児患者で場合により皮疹がみられることがあります。
  • カレトラを服用している患者さんで、血液検査より肝機能に異常がみられる場合があります。B型肝炎やC型肝炎を合併している患者さんでは、カレトラを服用した際に肝炎が悪化する場合があります。カレトラの臨床試験において重大な肝障害が発現した場合がありますが、これらの患者さんは他にも様々な症状があり、色々なお薬を一緒に服用しているので、カレトラの服用により肝障害が起きたのか、はっきりと分かっていません。
  • カレトラを服用する際に、場合により、重篤な膵炎が起こる可能性があります。膵炎の既往歴がある場合には、カレトラを服用する際に膵炎が発現する可能性が強くなります。膵炎の症状である可能性がありますので、吐き気、嘔吐または腹痛などが発現した場合には、必ず担当医師にお知らせください。
  • カレトラを服用した場合に、中性脂肪やコレステロールが大幅に上昇することがあります。これら中性脂肪およびコレステロールの上昇に伴って心疾患などの長期的な副作用が増加するか、現在判明していません。
  • カレトラを含むプロテアーゼ阻害剤を服用中の患者さんにおいて、糖尿病や高血糖が発現することがあります。このような患者さんの中には、プロテアーゼ阻害剤を服用する前から既に糖尿病であった人、ならびに糖尿病でなかった人が含まれます。場合により糖尿病治療用剤の変更が必要となった患者さん、または新たに服用する必要となった患者さんがいます。
  • 抗HIV薬を服用している患者さんで、体脂肪の変化がみられる場合があります。これらの変化には、背中の上部や首、胸部、腹部に脂肪が蓄積する場合、または顔や手足から脂肪が消失する場合があります。これらの変化の原因、および長期的な影響は現在判明していません。
  • 血友病の患者さんにおいては、プロテアーゼ阻害剤を服用する際に、場合により、出血傾向がみられることがあります。
  • カレトラを服用中の患者さんにおいて、以上の副作用の他にも症状はみられていますが、他にも多くのお薬が服用されており、病気自体の症状も重なっていて、はっきりとカレトラの服用から由来するかははっきりとしていません。これらの症状の中には重篤なものもあります。

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カレトラを服用する前に担当医師には何を話せば良いのですか?

  • 妊娠中あるいは妊娠する予定である場合:カレトラの妊婦ならびに胎児への影響は現在分かっていません。
  • 授乳中の場合:HIV陽性の場合には授乳は中止する必要があります。出産後に赤ちゃんがHIV陽性でない場合には、授乳によりHIVを移すことになります。赤ちゃんがいる場合、または出産する場合には、担当医師と赤ちゃんの育て方について最適な方法をご相談ください。
  • 肝(機能)障害がある場合:肝(機能)障害がある場合、またはB型肝炎やC型肝炎を合併している場合には、カレトラを服用する前に担当医師にお話ください。
  • 糖尿病がある場合:プロテアーゼ阻害剤を服用する患者さんにおいて、場合により、糖尿病や高血糖が悪化すること、または新たに発現する可能性があります。糖尿病がある場合、または喉が渇いたりすること、排尿することが頻繁にありましたら、担当医師にお話ください。
  • 血友病患者さんの場合:カレトラを服用することにより出血傾向がみられることがあります。

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カレトラはどのように保管すれば良いのでしょうか?

  • カレトラ、および全てのお薬を小さなお子さんの手の届かない場所に保管してください。
  • カレトラ・ソフトカプセルならびにカレトラ配合内用液は、冷蔵庫に保管した場合にはラベルに記載されている有効期限まで使用できます。25℃までの室温保存では、2ヶ月以内にお薬を全て服用してください。

有効期限の過ぎたお薬や不要となったお薬は廃棄してください。お薬を廃棄する際には、小さなお子さんが手に取れないようにしてください。

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処方薬に関する一般情報:

このお薬や病気について質問がある場合には、担当医師や他の医療従事者とご相談ください。患者様用インフォメーションに記載されている方法の他にお薬が処方される場合も有り得ます。このお薬について気になる点がありましたら、担当医師にご相談ください。担当医師、または薬剤師により医療従事者用に提供された情報を説明していただいてください。このお薬を処方された目的以外の状態に服用しないでください。このお薬を他人と共用しないでください。

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