厚生労働行政推進調査事業費補助金(エイズ対策政策研究事業)
HIV感染症及びその合併症の課題を克服する研究班

ザイアジェン錠300mgの患者向説明文書(翻訳)

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ザイアジェンのイラスト

商品名: ザイアジェン錠300mg
一般名: アバカビル硫酸塩
略称:  ABC
患者向説明文書(翻訳)について

これはアメリカで配布されている、患者さん向けに書かれたクスリの情報提供文書を翻訳したものです。FDAからの指示を受けて、各製薬企業が作成します。すべての抗HIV薬について作成されているわけではありません。原文をそのまま翻訳していますので、本文中には、日本で発売されていない剤形が登場したり、発売されていないクスリの名前が出てきます。私たちは、クスリを理解して頂くための、情報提供のひとつのあり方として、ホームページに掲載しました。

ザイアジェン(硫酸アバカビル)錠、内服液(国内未発売)

服薬ガイドは、ザイアジェンを処方される度に読んでください。前回に処方されたときより、新しい情報が書かれている可能性があります。

ザイアジェンについて知るべき最も重要な情報は?

ザイアジェンを服用する患者さんのおおよそ20人にひとり(5%)の割合で、ただちに薬剤を中止しなければ死に至るような重篤なアレルギー反応(過敏反応)が起こる可能性があります。

以下のような症状がみられるときには、過敏症の可能性があります。

(1) 皮膚に発疹が出ている

(2) 次のグループのうち、少なくともふたつのグループに当てはまることがひとつ、もしくはそれ以上ある場合

  • 発熱
  • 悪心、嘔吐、下痢、腹痛(胃周辺の)
  • 極度の疲労感、痛み、不調感
  • のどの痛み、頻呼吸、咳

もし過敏症の可能性があると思ったら、ザイアジェンの服用をやめ、ただちに主治医に連絡してください。

もし、この重篤な症状のためにザイアジェンの服用を中止したら、二度とザイアジェン(アバカビル)を飲まないでください。この重篤な副作用を発現したあとに、再びザイアジェンを服用した場合、数時間後に死に至る可能性もあります。

一度ザイアジェン(アバカビル)の服用を中止し、再びザイアジェンの服用を開始した患者さんで、重篤な、もしくは生命を脅かすアレルギー反応(過敏反応)を引き起こした症例があります。過敏反応以外の理由でザイアジェンを中止した場合でも、主治医に相談することなく服薬を再開しないでください。もし、主治医がザイアジェンの服薬再開を指示した場合、本当に必要なのかどうかを必要に応じて第三者と一緒に医師に確認した場合にのみ服薬再開してください。

これらの症状のリストは、薬剤師から渡される警告カードに書いてあります。この警告カードは携帯してください。

ザイアジェンは他の重篤な副作用が出る可能性があります。「ザイアジェンで起こりうる副作用は何か?」の項をよく読んでください。

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ザイアジェンとは?

ザイアジェンはHIV感染症の治療に使われるお薬です。ザイアジェンには、内服できる錠剤とイチゴ‐バナナフレーバーの内服液(国内未発売)があります。ザイアジェンは、核酸系逆転写酵素阻害剤に分類されます。ザイアジェンは、他の抗HIV薬と組み合わせて使用するときのみに、効果が認められています。これらの他のお薬と組み合わせて使用される場合、ザイアジェンはあなたの体内のHIV量を低下させる働きをします。このことによりあなたのからだの免疫は可能な限り健康な状態に保たれ、感染症に抵抗します。

ザイアジェンはHIV感染症もしくはAIDSを治癒させるものではありません。ザイアジェンは、余命を延ばしたり、HIV感染症やAIDSに伴う合併症を減少させるかどうかについて、長期にわたる十分な研究がなされていません。従って、あなたは定期的に主治医を受診する必要があります。

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ザイアジェンを飲んではいけない人は?

過去にアバカビル(ザイアジェン、トリジビル[アバカビル+ラミブジン+ジドブジン]錠:国内未発売)に対して、重篤なアレルギー反応(過敏反応)を発現したことがある場合には、ザイアジェンを服用しないでください。もしそのような症状を起こしたことがある場合には、服用していないザイアジェンはすべて医師か薬剤師に返却してください。

肝疾患がある場合には、ザイアジェンを服用すべきでない人もいるので、もし肝機能に異常がある場合には、主治医にそのことを話してください。

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ザイアジェンはどのように飲むか?

最大の抗HIV効果を引き出すために、ザイアジェンは主治医に指示されたとおりに服用してください。飲み忘れはしないでください。

通常、成人(16歳以上)では、300mg錠を1日2回服用します。食後でも空腹時でも服用できます。

3ヶ月以上の小児でも、ザイアジェンを服用することができます。お子さんに内服液(国内未発売)がよいのか、錠剤がよいのかは、主治医からお話があるでしょう。また、体重と年齢から、適切な投与量を主治医が判断してくれるはずです。3カ月未満の乳児に対するザイアジェンの研究はありません。

もしザイアジェンを飲み忘れてしまったら、気付いたときにただちに服用してください。そして、次の服用はいつもの決められた時間に行ってください。ザイアジェンは常に服薬していてください。抗HIV薬を中止したら、それがたとえ短い時間であっても、ウイルスはあなたの血中で増加してしまいます。そして、あなたの体内のウイルスは、より治療しにくいものになってしまうでしょう。

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ザイアジェンを飲んでいる間、どのようなことを避けたらよいか?

ザイアジェンを服用している間は、安全なセックスを心がけてください。汚染された針を使ったり、共有したりしないでください。ザイアジェンは、性行為や血液を介したHIV感染のリスクを減らすわけではありません。

妊娠している、もしくはザイアジェンを服用中に妊娠した場合には、主治医に相談してください。妊婦に対するザイアジェンの研究はありません。ザイアジェンが胎児に害を及ぼすかどうかについては分かっていません。

HIVに感染している母親は、母乳を通じて乳児にHIVをうつす可能性があるため、授乳すべきではありません。またザイアジェンは母乳を通じて乳児が摂取し、副作用をおこす可能性があります。

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ザイアジェンで起こりうる副作用は何か?

生命に危険が及ぶアレルギー反応:ザイアジェンは、死にいたることもある重篤なアレルギー反応(過敏反応)の原因になることがあります。この反応であることの判別法やその対応は、この服薬ガイドの冒頭にある「ザイアジェンについて知るべき最も重要な情報」の項に記載されています。

乳酸アシドーシスと重篤な肝障害:ザイアジェンは乳酸アシドーシスと呼ばれる重篤な症状を引き起こすことがあります。いくつかの例では、死に至ることも報告されています。改善しない悪心、疲労感などは、乳酸アシドーシスの可能性があります。この稀だが重篤な副作用を起こす可能性は、女性が男性より高くなっています。

ザイアジェンは、この他の副作用も起こす可能性があります。最も一般的なザイアジェンの副作用は、悪心、嘔吐、倦怠感もしくは疲労感、頭痛、下痢、食欲不振です。これらの副作用では、多くの場合、ザイアジェンの服用を中止する必要はありません。

抗HIV療法を受けている患者さんの中で、体脂肪が変化することがあります。上背部や首の脂肪量の増加(野牛肩)、胸や体幹の脂肪量の増加などが、この変化に含まれます。また、四肢や顔からの脂肪の減少も起こります。現在のところ、この変化の原因や長期間の健康状態に及ぼす影響については分かっていません。

服薬ガイドで説明している副作用が全てではありません。主治医や薬剤師から、ザイアジェンの副作用について、より詳しい説明を聞くことができます。

ザイアジェンのことについては何でも、医療関係者にお尋ねください。さらに詳しい情報を知りたい場合には、医師や薬剤師に医療関係者向けに書かれた添付文書について聞いてみてください。

ザイアジェンは処方されていないときには使用しないでください。ザイアジェンを他の人に渡さないでください。

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